プラトニック・ラブ




落ち着け。


落ち着いて自分に任された仕事のみをこなすんだ。



さすが2000円というべきか。


精神的にキツすぎる。



長い机がすごく短く感じる。


もっともっと長ければいいのに、なんて思う。



あたしは息子さんの隣に行き、小皿を並べる。




そんな時だった。




2枚目の皿を机に置き終わったとき、ふと視線を上げた息子さんと目が合った。




な…。



あたしを見た瞬間目を見開いて驚くという、あの厨房にいた大笑い男と同じ反応をされた。



やっぱりあたしは不細工なのかよ。



不細工ですが何か。


別にどう思われようと構わない。




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