マジで恋する10秒前!?
・・・・・俺?



それは無いよなぁ~


―――ガチャッ


「流ー?・・・・・っ!!」

「うわっ!!」


その時、後ろのドアが開き・・・

妹の逢坂 紫帆【アイサカ シホ】(中3)がぴょこっと覗いた。


俺はとっさに音彩を両手を広げて隠そうとしたが・・・


「ちょっと・・流....早くない?・・・・いや、良い年頃か~」


片手を顎に当て、うんうんと頷いている。


「・・・何が早いんだよ?・・・・こっち来んな!!」

「いいじゃ~~ん、どんな子か見たいしさぁ~それに勝手にお母さんのベッド使ってるし~流ちゃんやる~~!!」


1人、分かってます~みたいな事言うんじゃねえよ!!


・・・とは言えず。


「これには深いわけが・・・・っ来んな!!」


 必死に説得する俺・・・悲しいなぁ~



「・・・・っ!この人・・んっん・・」


「喋んな!!」


俺は紫帆に言われる前に紫帆の口を手で塞いだ。

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