マジで恋する１０秒前！？

昨日、電話がかかってきて相手は音彩のお父さんの裕樹さんだった。

俺にとって事務所の先輩からの電話だったので急いで出たんだけど


「もしもし、流雅ですけど...何かありましたか？」

『ごめん、流雅・・・１つお願いしていいか？』

裕樹さんのお願いなんて初めてだったから凄い不思議で・・・・


「はい、俺に出来ることなら」

そう言うと裕樹さんは急に黙り込んで・・・何かを決心したように


『音彩も明日から美鳳に行くんだ・・・・それでなんだが、ちょっとでいいから気にかけてくれないか？』

なーんだ、そんなことかって思ったのもつかの間

『音彩はちょっと変わってるところがあってだな。多分・・・いいや、絶対に戸惑う事が起きると思うんだ・・・本当にお願いしてもいいのか？』


なんだろ・・・・変わってるところって

まあ一応、俺は音彩を知らないわけじゃないし、仕事だって何度もした。


「はい！大丈夫です」