─仮面─偽りの微笑み

◇少女から女へ

しかし「だめだよ」と、両手首を掴まれ開かれる。



「……っ…///」



「なんで？綺麗だよ美麗ちゃん…隠さないで全て見せて」



「……ゃっ…///」



「俺はね…ずっと君が君だけが欲しかった」



「…ずっ…と？」



「そうだよ、棗に妹だと君を紹介されたあの時から…ずっと」



じわっと涙が溢れ視界がぼやける。



「ふぇっ…あたし…も…ずっと…すっ好きぃ…」



溢れる涙をそっと指で拭うと、修一は美麗を抱き締めた。



「離さないから…絶対」



「…離さないで」



何かに引き寄せられるように、どちらともなく唇を重ねた。



「なるべく優しくするから…」



丁寧な愛撫…全身を甘い快感が襲い、美麗はビクビクと身体を震わせた。