─恋々物語─〔1P短編集〕

ツキアウ─嘘を、ね─




好きだって言われた

でもね、あたしは
好きじゃないの


それでもいいって言われた

片方が好きじゃないのに
貴方は付き合って
何をしたいの?

何の為に付き合うの?



手を繋ぐのなんか拒むよ
キスなんか当然。
当たり前だよ


なのになんで

キスしてもいい?
なんて聞くの


まだ好きじゃないって
数分前に言ったばっかなのに

よく言えたね



あたしさぁ最近ね
彼女が欲しいだけ
だったんじゃないかって
思ってきてるの


“付き合う”っていう
名だけのカタチを

“彼女”っていう
名だけのカタチを

求めて、求めて
本当の意味を忘れて



ね、カタチだけにこだわるの
もうやめない?


今までに彼女が
いないっていうの

そんなに恥ずかしい
ことじゃないよ


あたしでめでたく
一人目になっちゃったけど



ちゃんと自分が
大好きになれる人

ちゃんと自分のこと
大好きだって言ってくれる人

見つけた方が
きっと幸せだよ




だから

いっせーのーで言お?



『いっせーのーっ』




   『 別れましょう ? 』





 だってお互い

 最初から


 好きじゃなかったもんね?



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