愛なんて知らない Ⅲ
「でも、それは“もしも”
の世界が本当にあったらの話・・・・
もしもなんてどこにもない」
私はため息をつく
そんな私を隼斗はニコニコと見る
「やっぱり愛美好きだな」
ニコリと笑う
「隼斗は絶対に大切に思う存在にしない」
(私、ここを離れなきゃな)
「俺は愛美に殺されてもいいよ?」
楓も言った言葉・・・・
「殺されてもいいって言っても
殺すこっちは辛いんだよ・・・・!!」
私は怒鳴っていた・・・・