愛なんて知らない Ⅲ
燐同様私は自分の純白の羽を
羽ばたかせ下へと降りていく
「早く隼斗に
呪いをといてもらわなきゃ・・・・」
胸がズキッと痛む
その痛みが私を焦らす
そしてフワリと私は地面に降りた
「愛美!」
悠希に強く抱きしめられた
「悠希、よかった・・・・
無事だったんだね」
「愛美も・・・よかったっ」
ギュウっとさらに強く抱きしめる
「悠希・・・・
それよりも私っ」
胸の痛みがさっきより激しくなる