愛なんて知らない Ⅲ








「えっ」




「ダメなんて言わせないよ?」





「でもっ」





「これは俺の答え、そして望み

愛美と共にこの先もいたい」





「うん・・・・」





「俺も逃げるよ

この世界から、愛美と共に・・・・」





「ごめんなさい・・・・っ」


私が涙を流しながら言うと



悠希は微笑優しく手を握った





そして私達は海へと飛び込んだ



怖くはなかった

1人じゃない、私の手を握る体温は温かい






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