愛なんて知らない Ⅲ









悠希は私の頬の涙の痕を触る







「悠希・・・・」





「起きてたの?」





「うん」






「勝手に入っちゃってごめんね」






「ううん」






「泣いたの?」






「泣いてないよ」






「嘘はつかないって約束」



悠希は静かに言う








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