LOVE GAME
ほんっとに意地悪い!
「 外だしまだ少し明るいし?
人が通ったら恥ずかしいよなぁ? 」
「 っ・・・ 」
「 言えよ 」
唇を親指でなぞられて、
背筋が凍りついた。
この男、マジでやりそう・・・!
「 怒らない? 」
あたしがそう聞くと、
彼はゆっくり頷いた。
「 ・・・変わったな。って
思ったの 」
「 は? 」
「 だから、和真。変わったなって
思ったの 」
すぐ目の前にある和真の顔が
見られなくて、目を逸らしたまま
言ったから、怒ってるかすら
確認できない・・・
「 変わったって、何が? 」
「 表情とかころころ変わるし
態度とか俺様になっちゃったじゃん 」
「 じゃあ最初の俺はどうだったの? 」
「 優しかったよ?気を遣ってくれるし
優しかった 」