LOVE GAME
「 優奈･･･聞きたい 」
耳元で囁く、その声に
体がビクビクと反応してしまって
「 優奈？ 」
体から力が抜けていって
その場に座り込むと
彼は上から、あたしの顔にかかった
長い髪をかきあげて
深いキスを落した。
「 ･････言って？ 」
何かのクスリを飲んだみたいに
体の奥が熱くなって、
涙が止まらなくて、
言葉が見つからないはずの心の中から
大切なことを救い上げて･･･
「 昂の･･･代わりじゃ嫌なの････ｯ 」
本当に、気持ちの全てを言ってしまった。
