恋する天然兎
変な気持ちだよお……。
良くわからないっ……
本気泣きする私に、「大丈夫?」と声を掛けてくれる女の子達。
「由莉ーどうしたんだよー」と言ってくれる男の子達。
……嬉しいけど、
どうも涙が止まりそうな気配はないよっ…。
「何でぇ……」
胸がズキン、ズキンと痛い。
その場に座り込む私の背中を優しく擦ってくれる若葉ちゃん。
「由莉、ちょっとあっちに座ってきなよ。
んで、樹くんにも電話とかしておいで」
「あたしがやっとくから」って言ってくれた若葉ちゃん。
私はその優しさに甘え、こくんと頷いた。
そして、イスに座りながら空を見上げた――。