CHANCE 2 (後編) =Turbulence=
 



彼は、日本語は勿論だけど、他にも

英語、フランス語、中国語が喋れる上に、最近ではタガログ語(フィリピンの公用語)まで喋れるようになっていた。


ジョージの音楽性は、凄いものが有るんだ。


いつも彼に助けられている。


俺達4人は、皆T大学の2年生なんだ。


元々、韓国からやって来た朴需(パク・ユ)って子が、日本で歌手デビューする時に、手伝ってあげたのがきっかけとなって、俺達もデビューしたわけなんだが、朴需(パクユ)が、芸名をKYUにして、


KYU with XYZ


って言うのが、正式なグループ名なんだ。


でも、KYUと俺達の5人全員で、XYZとして、一時活動していたから、今でも、KYUを含めて、XYZって感じだ。


俺には、空って言う妹がいる。


空(そら)と言うのは通称名だ!


本名は、


高 荷娥(コ ハヌル)


俺の婚約者のソナと同級生で、高校2年生だ。


そういえば、ソナの通称名は、


林 雅 (ハヤシ ミヤビ)


って言うんだ。


実は、妹のハヌルとKYUは付き合っている。



オモニ(お袋)は知っているが、アボジ(親父)には、未だ言って無い。


何て言ったって、娘命みたいなところがあるから。


しばらくは様子見である。


俺達は、いつもアボジが経営している音楽スタジオ(NSスタジオ)の9号店にたむろしている。


大学の近くで、本郷に在るから、通称

《本郷スタジオ》

って呼んでいる。


そのスタジオの店長をしているのが、本堂さん。


本堂 徹也って言う人なんだけど、新星グループのメイン会社

《新星MUSIC》

の重要なポジションに居る人なんだけど、普段はスタジオのおやっさんだ。


しかし、一旦音楽CDのレコーディングが始まれば、鬼の本堂に変身する。


とにかく、妥協を知らない厳しい人なんだ。


その本堂さんを師と仰いで、頑張って本堂さんの技術を修得するのが、昔のバンド仲間の天道君だ。


彼は、天道 新(テンドウ アラタ)って言うが、俺達は、シンって呼んでいる。


どうやら最近では新しく彼女が出来たらしく、良くそこに泊まっているみたいだ。


未だ紹介して貰って無いが、近い内に皆に合わせてくれるそうだ。


俺は、自分の会社を立ち上げた。




< 3 / 371 >

この作品をシェア

pagetop