一生恋愛
そのあと、教室に戻って。
いつも通り机に突っ伏して寝るんだけど。
ふと顔を上げて後ろを見ると、ぼーっと空を見て一人ぽつんと座っている真由を見つけたんだ。
俺は席を立つ。
そして、空いている真由の前の席に座って後ろを向いた。
「暇そうだね。」
びっくりしたように目を丸くする真由。
少しして、苦笑いしながらこくんと頷いた。
「じゃあ話し相手になってよ。」
我ながら一方的だったと思う。
でも、真由は笑顔になったんだ。
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