チビッコ彼氏。




花火大会の会場まで歩いて行く。




当然(?)高野は風夜の隣を歩いてる。そんなで俺は稚奈の隣。




やべぇよコイツ。




「……」



何を話せばいいのかわからない…



色々考えて、出た言葉は……



「…お前、黄色好きだよな。」




……は?何言ってんだよ俺!!




「うん。好きだよ」




稚奈から帰ってきたのはたったそれだけ。




何コイツ、何か怒ってんの?



「なぁ……お前、怒ってる?」



「お、怒ってないよ!?」




「プッ……さっきの声何?」




「あれは、ちょっと声がおかしかっただけ!!」




「お前、マジ馬鹿ッ」



「うるさい!!」




いつもの言い合いに戻った。



さっきみたいに黙り込まれるよりマシだしな……




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