チビッコ彼氏。




歩いている途中、何回も自分の顔を鏡でチェックした。




晴斗に会って笑われないか心配。




そんなことをしているうちに公園に着いて、ベンチに人が座っているのが見えた。




あたしが声をかけるかかけないか悩んでいると、




「おぃ稚奈!!なにお前一人で突っ立ってんだよ」




晴斗から声をかけて来た。



声を聞くなりあたしの心臓はドキドキしっぱなし。




晴斗は何もわかってない様子で普通に近づいてくる。




「よし稚奈、いくぞっ」




それだけ言うと、晴斗はあたしの手を引っ張って歩き出した。




ちょ、晴斗の鈍感!!





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