リフレイン〜2nd Season〜

「どーゆうこと?」




あたしは健太に詰め寄った。




「えっ。あ!朱里さ、俺に何されたとか言ってなかった!?」




……?




あたしは首を縦に振った。




「マジか〜!良かった〜〜」




健太は安心したように胸を撫で下ろした。




「何されたとかって…あんた何したワケ?」




あたしは腕を組みながら言った。



すると健太は“うっ”と言葉を詰まらせた。




「なに〜?言えないようなことしたワケ…?」




あたしはズイッと健太のほうに身を乗り出す。




健太は苦笑いをしながら、誤魔化そうとしてくる。




「誤魔化そうったって、そうはいかないからね!朱里が好きだって暴露してきたヤツはどこの誰だったっけ?」




健太はサァーッと顔を青くした。



そして観念したように、項垂れた。




「……実はさ…俺…朱里に告白したんだ。」




「うん」




知ってるよ。




「そこまでは良かったんだけど…俺、我慢できなくなって……」




健太は恥ずかしそうにソワソワし始めた。




「それで?」




あたしは問い詰めるように言った。




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