リフレイン〜2nd Season〜
こんなヤツ、銃なんか使わなくても楽勝だよ。
「ほら、どうしたの?かかってきなよ」
あたしは男をわざと挑発する。
「かっ…覚悟……っ!!」
男はブンブンとナイフを振り回しながら、あたしに向かってきた。
あのナイフを握ってる手首をどうにかしてやれば…こっちのもん。
あたしは男をジッと見つめた後、攻撃に入る。
――ビシッ!!
男がナイフを握っている手に向かって回り蹴りをくらわす。
カランカランッ!
ナイフは音を立てて床に落ちた。
「貴様ッ…!!」
男は落ちたナイフを拾おうとした。
「ざぁ〜んねん!悪いけどやられてもらうよ!」
「えっ!?」
あたしは驚く男の体に密着すると耳元で囁いた。
「バーカ(笑)」
その瞬間あたしは男に足を引っ掛け、胸ぐらを掴むと思い切り背負い投げをした。
ドサァッ!
「くっ…くそっ…!!」
男は悔しそうな顔をした。
「ふっ、最初からイイコにしてりゃあいいんだよ!」
あたしは男を嘲笑った。