ゴメン、素直になれなくて
忘れられない人

彩の恋愛

「彩ちゃん…今日話してた男だれ?」


2月の下校中


薄茶色の澄んだ瞳で
私を見つめるのは


七瀬 歩夢



「え?ただのクラスメイトだよ?」


私は笑いながら

この可愛い年下の彼氏の腕を組んだ。


腕を組まれて
少し赤くなる歩夢。


「でもアイツ…絶対、彩ちゃんに気があるよ…」


うん。知ってる。


偶然にも歩夢が見てたのも
実は気付いてたんだ。



だけどね?


「彩ちゃん、自覚してるの?」


妬きもちやきな歩夢が
少し心配そうに私を見る。


それが嬉しくて。



「うん…わかった」


しゅんとした私の返事に歩夢は少し安心したようだった。



かわいい…







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