物語はいつまでも始まらない。
ある日


シャワーを浴びていてふと、
視界の端に映りこんだモノ。

排水溝に向かっているそれは、
どこかで見たような色形をしていた。


「何だ?コレ…」

それを掴み、持ち上げる。


そうだ、これはスライムだ。

RPGやらでよく見かける
雑魚キャラにそっくりなんだ。


目と口っぽい物もついている。

鼻は無い。


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