その恋は永遠だった。






 そして今に至る…という訳だ



 「しっかし先生も鬼畜だな・・・」

 もう少し近くの病院勧めてよ・・・


 心の中で文句を言うが、ここまで来たの  だから戻る訳にも行かない



 家から病院までは車で30分

 両親も姉も車を出せないから
 電車と徒歩で病院まで行かなければいけ  ないのだ


 今からいく海の丘病院は
 名前の通り海の近くの丘にある

 電車はその丘の下まで
 そこから海の丘病院までは
 バスか徒歩しか手段がない


 バスの時間がまだまだだったから
 しょうがなく徒歩・・・


 まだ春だというのに
 かなり暑く登るまで一苦労だ




 「よっし!後少し!」

 やっと病院の玄関が見えてきた
 そんな事でテンションがかなり上がった  私は重い足を進めた






 海の丘病院の先生は
 かなり優秀らしい

 そしてかなり大きい

 だから待合い時間もかなり長い


 「待つの苦手なんだよな・・・」



 そんな事を思いながら待合室の空いてる  席を探した



< 2 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop