輝く季節へ

いつかの言葉



 ―メール受信中・・・―

 「真剣に俺と付き合わない?」

 「でも、会ったこともないし・・・。」

 「じゃ、会おうよ。いつがいい?」

 「えー・・・それは・・・無理かなぁ。」

 「なんで?はっきりいつなら空いてるか、
  今返事ちょうだいよ。」

 「まだ、よくわかんないから・・・。」

 「・・・俺と付き合うって、行ってみなよ?」

 「えー・・・?」

 「ほら、言ってみな。そうすればもう俺たち
  彼氏・彼女になるんだよ?」

 「・・・・・・・・・。」



***************



 「もう、さよならだね。」

 「どうしてですか?
  なんで、そんなこと・・・。」

 「だって、全然俺の気持ち
  受け取ってくれないじゃん。」

 「さよならなんて・・・
  嫌です・・・。」

 「じゃあどうすればいいの?」

 「このまま・・・
  このままの関係でいたいんです・・・。」

 「ごめん・・・俺好きすぎて無理だわ。」

 「このままじゃ、嫌なんですか?」

 「・・・とりあえず、
  日曜日あってくれる?」

 「・・・・・・・・・。」



***************



 「本当にお別れだね。」

 「うん・・・私、絶対忘れないから。」

 「ありがとう・・・本気で好きだった。」

 「さようなら・・・。」



*****************



 涙が ―
    


   止まんないよ ―
 


     痛いよ ―
 


       心が痛い ―




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