震度x
震度2ぐらいかな、と思われる余震が1分も経たないうちに何度もあった。
その為、さっさと家に入ればいいのに、私は暫くぐるぐる回り続けた。
遠くを歩く会社員らしき男性が、そんな私を見ていた。
さぞや不思議に思っただろうな……
そんな中、返信した兄からメールがあった。
「高い所にある物は下ろしときなね」、というような内容だったと思う。
うん、家に着いたよ、と絵文字をつけて返信をした。
回り続けた挙げ句、揺れなくなった時にようやく家に入ることを決心した。
門を開けようとするけれど、地震でずれたのか、なかなか開かなかった。
余震がくるのが怖かった私は、焦って力づくで開けた。
玄関にきた時、また小さな余震があった。
それで急いでドアを開け、中に入った。
この時、すでに17時16分を回っていた。
「おばあちゃーん!?」
中に入るなり、私はそう叫んだ。
するとすぐに、どこからか返事が聞こえてきた。
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その為、さっさと家に入ればいいのに、私は暫くぐるぐる回り続けた。
遠くを歩く会社員らしき男性が、そんな私を見ていた。
さぞや不思議に思っただろうな……
そんな中、返信した兄からメールがあった。
「高い所にある物は下ろしときなね」、というような内容だったと思う。
うん、家に着いたよ、と絵文字をつけて返信をした。
回り続けた挙げ句、揺れなくなった時にようやく家に入ることを決心した。
門を開けようとするけれど、地震でずれたのか、なかなか開かなかった。
余震がくるのが怖かった私は、焦って力づくで開けた。
玄関にきた時、また小さな余震があった。
それで急いでドアを開け、中に入った。
この時、すでに17時16分を回っていた。
「おばあちゃーん!?」
中に入るなり、私はそう叫んだ。
するとすぐに、どこからか返事が聞こえてきた。
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