震度x
そこでおばあちゃんに質問した。

一番気になっていたことを。



「ストーブつけてなかったの?」


「うん、つけてなかったよ」



つけたままだったら、今頃両隣の家を巻き込んで大火事になっていたに違いない……

そんな気がした。



おばあちゃんから色々と聞いた。


隣の薬局で、水が一人一本限りで売られたらしい。

おばあちゃんも行ったみたいだけど、もうなかったとか。


でも家には、運が良いことに箱買いしている天然水があった。

いつも天然水を飲んでいて良かった……



トイレに行く時、何だか一人になるのが怖くて、おばあちゃんについていってもらった。


でも断水していて水は流れない。



おばあちゃんも入り、私は玄関辺りをうろうろしていた。


待つ間にも、何の前触れもない震度2ぐらいの地震が結構あった。

その度に私はぐるぐると玄関で回ったりしていた。


出口を確保するために玄関のドアを開けた。



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