あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜
そしてその頃、同じ校舎の四階では・・・



「佳歩!!」


佳歩が振り向くと、


「月人・・・」


「二年に上がれたんだな?」


「なんとかね。」


そう、佳歩と月人は元は同級生。
佳歩の留年で今は学年が違う。



「最近どう?」


「楽しいよ。」


「そう・・・」


月人は穏やかな顔で笑った。




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