ダイヤモンド


「美沙(ミサ)……もう、いい?」



彼が私の左足を持ち上げる。



毎回、切ない瞳で聞いてくる彼。





いいに決まってるのに…


イヤならこの部屋にくるわけないよ…






「……ん。早く…きて…」





私の答えを聞くと、優しく微笑んでゆっくりと繋がる。





彼が微笑むとできる、見尻のしわが好き…








ポタッと私の頬に彼の額から流れ落ちた汗が伝った。








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