ダイヤモンド



―――――――……

――――……
――…



唇が離れて、見つめあう。




ずっと、私だけを見つめて…





言いたくても言えない…




だから…



さよならだよ…







「篤史、私知ってるんだよ。」


「……?」


「篤史が誰と結婚するつもりなのか。」


「……え…?」


「だから…もう篤史とは会わない。」


「は?どーいうこと?」


「だって、結婚…するんでしょ?」


「いや…意味わかんねーんだけど…」







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