Last Love
そう反省しながら、門の方を見ると…。
ちょうど帰る時間なのか、制服を着た男女がいっぱいいた。
爽麻、いないのかな…。
無意識にさがしてしまうその姿。
「あっ」
……いた。爽麻が、いた!!
爽麻はどうやらあたしには気付いてない。
隣では、圭君が笑ってる。
一緒に帰ってるんだ…。
うらやましい。
いいな。あたしも高校行きたい。
って、無理だけどね…。
そんなことを思いながら、あたしは爽麻より先に家を目指すことにした。