最初最後彼氏!
「修斗くん。あたしと契約しない?」

契約・・・?

「あたしと手を組めば、この子には手を出さないであげる。でも、この話を蹴るならこの子が傷つく。・・・心も、体も・・・ね。」

怜を人質にするってことか・・・!?

「ふざけんなっ!!怜には指一本触れさせねぇ・・・。」

「うん。修斗くんがこの話を飲めばね。」

「修、斗・・・。」

「仕方ないから今日は帰してあげる。ちゃんと考えておいてね。いい返事、待ってるわ。・・・・・・3日後、また会いましょう。」



そう言って、佐山花恵は部屋から出ていった。

それと同時に黒いスーツを着た男が入ってきた。

「・・・こちらです。」

といって、玄関まで案内された。



俺達は早くここから遠ざかりたくて怜の手を取って走った。

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