最初最後彼氏!
「ううん。いないよ?いらないし(笑)」

「なんで?」

なんでって言われてもなぁ・・・。

「彼氏とかいなくても生きていけるじゃん!」

って自分なりにいい返事だと思った。

「でも、恋人っていう存在はさ、つらいとき、
お互いを支えていけるし、見えなかった世界が見えるようになったりするんだ。」

そう言った翔平はなんか寂しそうな顔をしていた。

「・・・?どしたの・・・?」

「いや。何でもねぇよ!!」

といっていつもの笑顔で、あたしの髪を

くしゃくしゃしてきた

「ちょっと!髪ぼさぼさになるし!
やめなさい!翔平!こらっ!」

「お前はオカンかよ!?」

「あたしがオカンなら翔平はガキだね」

「なんだと!?」

何分くらい話したのだろう・・・?

もう10時40分だった。

「翔平?時間大丈夫なの?」

と聞くと、意外な返答がきた。

「あー・・・。俺ひとり暮らしだし!
ぜんぜん余裕!つか、お前こそ大丈夫なのかよ?」

えっ!翔平ってひとり暮らししてるんだ・・・。

「あたしもひとり暮らしだよ!
でも、もう帰るかな・・。暗いし・・・。」

「俺ら仲間だな!」

「調子にのるなって!(笑)」

「のってねーし!
・・・んじゃ、気をつけて帰れよ!」

「翔平も事故らないようにね!」

「おー。安全運転で帰るわ!!んじゃな!またバイトでな!」

「ばいばーい!!」

そういってお互い家に帰った。



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