愛しいヴァンパイアくん!?
こんな奴初めて〜弘樹said〜

「アンタ大変だね〜」
案内してくれてたカノンが俺に言った。

「何が?」

「女子に質問攻めされてたから」

「慣れてるから…」

慣れてる。。
どこに転校しても女子が周りにきて質問攻め。
でもコイツみたいな女は初めてだ。
俺にまったく興味ないし質問もしてこない。

「慣れてるか〜そりゃそうだよね!モテる人は大変だよね〜」

「お前はどうなんだよ。」
珍しく俺は人に質問した。気になってきたかも。

「私!?多分この学校で一番恋愛下手(笑)」

普通恋愛下手とか自分でいうか!?
やっぱりコイツ変わってる。

「自分で言うぐらい恋愛下手なのかよ!」
俺はバカにした言い方でいった。
アイツはうんって言って笑ってる。
俺は笑ってる顔をじっと見ていた

「なに?どうかした?」
ヤバみとれてた。///
「べ、べつにッ!」
俺はあわててこういった。
ヤバイ俺コイツにはまったかも!?

「それにしても俺の正体知らないであいつらばかだよな〜」

そぅ俺は普通の人間じゃない。俺の正体は…ヴァンパイアだ。
どうせ俺がヴァンパイアだって知ったら女子は怖がって離れるんだ。
知らせた方が楽だけど。知らせても信じてくれないだろうし。
いっちゃいけないって俺の父さんに言われてるし。

俺があの言葉を言った後アイツは正体?って言って首を横に傾げた。

「次行こうぜ」

「う、うん!!」

知らなくていい。俺は思ったコイツにだけはヴァンパイアだって知られたくない。
こんなこと思ったのは初めてだった。

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