アイスクリームみたいな恋したい!2nd



ガラガラーッ

『おっはよー』

『夢、おはよ』

あたしは亜子のクラスへ走っていった。

『亜子ー!来て。』

『どうした?』

『雅とはどんな感じぃ?』

亜子は一瞬、目をそらした。

『ど、どどうって…ここじゃ何だからまた放課後でっ』

ピシャンッ

ダダダダッ

あ、ドア閉めて去っていった。

まぁ放課後のお楽しみかぁ。


コツコツ

あたしは自分のクラスへ戻ろうと足を進めた。



コソコソ

「絶対バレんなよ。」

「わかってるよ。」


ん?なんかいってるけど、まいっか。



バンッ


あたしの視界は黒で埋まった。

多分アイマスク。


あたしは手を引かれながら、慌てて走る。



あたしの手を引く男は、
ゆっくりと教室の戸を開けていった。


ガラガ―………


パーーーン

フサッ

あたしの髪にひっかかるのは…
これは…クラッカーの紙…?


『目隠し外していーよっ。』

これは優の声?

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