LOVE GAME ~甘い王子~
赤髪が、あたしを見る。
うっ...綺麗な瞳があたしを捉える....
ドキンと胸が高鳴った。
「...え、あ...まぁ」
2人分の視線を感じ、下を向く。
あ、あたしらしくないっっ!
いつもだったら、『どっちでもー』なんて
軽く言えるのに。
「じゃあ、俺。こっち」
「ん、ココ。」
2人は、別々の部屋を指差した。
あたしの隣は....栗色?
ん~まぁいいか。
赤髪は、ちょっと軽い雰囲気するし。
「あ、名前。言ってねぇな」
「...そうだな」