LOVE GAME ~甘い王子~
「ってかさ、遅刻。すんじゃねぇ?」
あ...眞城に言われて時計を見る。
ややややばーいっ!遅刻だああ!
「もっと早く起こしてよ!ってか!!!
着替えるからさぁ、出て行って!」
「え。何で?」
「早くっ」
「別にいいじゃん。今のうちにボディーチェックしとかねぇと」
バチンッ!鈍い音がした。
なぜかって?
あたしが紫音の頭を叩いたから。
「出てけっ」
痛そうに、頭をさすりながら紫音は出て行った。
「お前もだっ!」