嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
「……離してください。」
一応教室だし、皆いるから殴るのは控えるべきと判断した私は静かな声で言った。
「だからさぁ、遊ぼうっつってんじゃん」
「断るなんて、しつけーよ?諦めろよ。」
「悪いメイドだな……」
………私が優しくいってやってんのに、こいつら…
さすがにイライラしてきた……
「お前、どーせ遊んでるんだろ?
じゃあいーじゃん?」
と、言いながら
男の一人が私の顔に触る。
そして同時に、
【ブチッ】。
私の中の何かが切れる音がした。