嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
「――あ、真紅。
疑問に思ったことがあるんだ」


私は真紅の手をどけながら、話した。



「私がついキレたときの クラスメイト。

私の性格が違ったのに、誰も驚いてなかった。なんでだと思う?」

「………ああ それな。
俺もさっきまで 不思議に思ってたよ」




さっきまでって……



「今はわかってんの?理由」


「まあな。そのうちわかると思うよ。」

……教えてくれたっていいだろ。

ま、いっか。





「じゃ また明日。
一緒に風月祭、まわるからな。」

「はいはい 分かってる」



こうして 風月祭、一日目がおわった。

< 75 / 322 >

この作品をシェア

pagetop