私の彼は、天然おバカ


 遊園地に行く途中ずっと手をつないでいた。


「・・・・でねっ・・・こーなったんだっ!!」


 子供みたいに話すまーくんが可愛くて・・・。


「・・?って。ほのちゃん?きいてる?」



 さっきからずっとこんな感じ・・・・

 少し話しては「きいてる?」って言ってくる。

「きいてるよ?」

 そういうと続きを話し始める。
 そんな繰り返し。


 それでも嬉しくて、楽しくて。
胸がしめつけられて、苦しくてたまらない・・・。

 でもその苦しさも嬉しくてたまらない。



 こんなにもまーくんのことが好きだって・・・・
 苦しくなるくらい好きだって・・・




「まっ・・まーくん・・・。」

 私が足を止め、服の袖をひっぱる。


「ちゅっ・・・ちゅー///し・・てっ///?」


 唇を頑張って少しつきだす。
 まーくんも同じ気持ちだって、どうしても確かめたくて・・・・・。




「ほのちゃん・・・・?」




 きこえてたかな・・・・・?









「ほのちゃん。それ、たこ?????
たこかぁ~。たこねぇ~





 






 たこは遊園地にはいないよ?」














 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

















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