TIME
『先生、私たち自転車で来ているからどうするんですか??車の中には入れれないし………。』


「又、学校にお前等を連れてこればいいだろう。」


『そうですね。』


私は、それで納得した。(納得するのかよ!?)


「アハハ……真琴、面白いこと言うね!」

由良に笑われて、少しだけ拗ねた。


そしたら、又、笑われた。


先生の車に乗った。やっぱり、助手席は、由良が乗って、私は後ろに乗った。


車が発進した時には、由良は、先生のことを"先生"とは呼ばずに、"竜也"と呼んでいた。


やっぱり、卒業しても、それなりに気になるのかと思った。




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