俺様 海様 イケメン様




ガクガク震える体を上手く
支える海。













それから数分、

海は気がすんだのか

我に返ったのか


唇を離した。




「ハア…ハア……もう、海ってばぁ…」



ぐったりする体を海に預けながら

海に話しかける。



「悪い。でも、萌亜がわりぃんだぞ?あんな奴らにやるから」

「ぅ゛……そ、そんな」




それを言われちゃったら、

あたしなんて言っていいかわかんないよ……。





「まぁ、その目もヤバいけどな」

「や、ヤバい?」


え、

なにがヤバいの?

怒りが我慢できないとか…?



わかんなくて首を傾げると


「そーゆーのもヤバいから」



そう言って、

海にぎゅっと抱きしめられた。







< 150 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop