Home My School~ホームランの約束~

学校


次の日は3日ぶりに学校へ行った



クラスのみんなは私と先生が階段から落ちて入院していたことは知っていた。



だからすごくみんなは心配してくれていたんだ



「宙、もう平気なの?」


1番に話しかけてきた心美。


「大丈夫!」


「でも……その手、ソフトできないよね?」





そう、キスの事件がひと段落したあと、1番最初に浮かんだのがソフトのこと。



大会は……明後日だ



主顧問もいない県大会なんて、勝つことができるんだろうか?



一応副顧問はいるけど、練習なんてたまにしか見に来ない。


ノックなんてどこに飛ぶかわかんないし……





「宙以外にセカンド守れる人なんていないよぉ」



「うーん……ごめんね。」



「あ、別に宙が悪いんじゃないからね。……てか」



「てか?」



「その前に広崎いないじゃん!」



「先生、入院してるから多分大会は無理だね」




試合結果なんて大体想像がつく



3年生の大会を私が壊してしまったんだ。



これで引退なんて……悲しすぎる



この状況がもし来年の私たちの代だったら……



私だったら泣いても泣ききれないだろう。







なんとかしなきゃ


先輩がよかったって思えるような大会にしなきゃ



私が__。








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