らっく!!~番外編~
え…?
やだ…夢でも見てる…のかな…?
こんな夢なら早く覚めて欲しい…っ…
足がガクガクと震えだす
目の前が真っ暗になって倒れそうだった
ガタンッ!!
私は足を傘立てにぶつけて派手な音をたててしまった
その音に2人がこちらを向いた
『美弦…?』
愁は私を訝しげに見た
「あ…ご、ごめんなさい…」
私はその場から背を向け逃げ出した
『美弦!!』
『ねえ…愁…もしかしてあの子…』
私は2人の会話なんて耳に入らなかった