俺様彼氏とお嬢様2
親父の思い
「ま。あのまま結婚しても
 良かったんだけどね?」

「「えっ!?」」

「でも…2人すっごくお似合い
 だし?
 あたしの入る隙なんてなかった。」

「当たり前だろ。」

「それにね?
 涼くんったらね、あたしに向かって
 『栞に敵う女はいねぇ』って
 言ったのよ?」

「ちょっ!!」

「ぇ////」



そんなこと…。



「それ聞いてホッとした。」

「ホッと…?」

「うん。
 ほんとに想い合ってるんだなって。」

「親父にも言うわ。」

「そうして?
 じゃぁあたしはこれで。」



愛美ちゃんって…。



「ねぇっ。」

「ん?」

「ほんとは涼のこと…
 好きだったんじゃないの?」

「ぇっ////」

「栞っ!?」

「見てたら分かる。」



すごく…優しい目で見てる
んだもん。



「そうかもね…。
 でもあたしにだって…
 好きな人の1人や2人…。」

「何か言わなくていいの?」




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