悪魔と騎士団 ver.2

どれ位かの間、森の中を歩き回ったが

疲れがでたため大きな切り株に腰をかける。

「・・・どうしてクラインは人気者なの?」

空を見上げているとふと口にしていた。

「騎士団護衛隊隊長だから?

 それともまた別の理由で?

 人を騙すような奴がどうして好かれるの?

 まぁ、私は人間じゃないけど」

ぶつぶつと独り言を言うミラノ。

馬鹿馬鹿しくなって、またため息をつく。

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