明日
それにつられて俺も足を止めてしまった。
止まったらいけない。
そう思ってたのに、いつの間にか自然と足が止まってしまった。
せめて、元保の顔を見ない事にしよう。
そう思って元保を後ろにずっと背を向けたまま動かない。
けれど。
「…和希ぃ」
…俺の名前、呼ぶな…。
声…掠れてるし。
泣きそうな声でさ。
そんな風に呼ばれたら、振り向かない訳にはいかなくなるだろ?
こんな思いにさせるのはあんとき泣いたみたいに計算なのか?
なぁ、これも全部お前の計算なのかよ?