あたしの愛、幾らで買いますか?
正直、ホッとした。

ごめんね。

エリ…


あたしはカバンを肩にかけ、

下駄箱へ向かう。

上履きから革靴に履き替えて

小走りで校門を目指す。

掃除の時間に、あたしの携帯に

1通のメールが着たから。


送信者は

朔羅―…。


【あゆ?元気?】


それだけの内容だった。

そして、

教室の窓から校門が見える。

その校門のところに人影があった。


朔羅が居た。


朔羅が居なくならないうちに、

校門へ行きたかった。


『そこにいて欲しい』


そんな事を願いながら、

校門まで走った。




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