君が知らなければいけない事実



伊宇は何を
考えているのかな。


そんなことを思っていると、
君は静かに口を開いた。



「私は、あの家に居るのが
とても苦しくてここに来ました」




多分これから話すのは、
伊宇にとって辛いことで、

それは僕が
聞かなければならないし、
僕に聞いてほしいから話す。


その後で僕は、君を
受け止めなければいけない。






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