トライアングル
「そだねぇ!公香それいい考えじゃん♪ね、岩波くんっ♪行こうよ」
目をキラキラと輝かせて、啌君に言う。
いい考えって…作戦でしょ?
「………………いや。別に…お――」
「いーからいーから!!行った行った♪」
啌君が遅いテンポで言っているのを無視して、私は啌君の背中をポンッと押した。
それをバネにみっちゃんが啌君の腕に自分の腕を絡ませて、引っ張っていく。
チクン。
まただ。最近多いなぁ。
胸の辺りがチクチクする…
2人の背中を見送りながら、自分の胸の辺りに手を添えた。
「……………戻ろ」
部屋に戻ってもする事なんて無くて、さっきの光景が頭の中をぐるぐる回る。
「……あぁーあ。抹茶アイス……食べたかったな」
独り言をつぶやきながら、苦笑した。