トライアングル

別れ

【side真由】

私は公香や知里に連絡すら入れず学校を休んでいた。
2人からは何度もメールをもらったけど、返せなかった。

ピーンポーン♪―――

誰か来た…。どうせ、セールスか何かだろう。

ピーンポーン♪ピーンポーン♪――――

「あ〜〜〜もうしつこいなあ!!」


鳴り止まないベルに渋々、ドアを開けた。

「えっ?公香じゃん!!どうしたの!?」

そこには心配と怒りが入り混じった表情の公香が立っていた。

「もぅ、真由…メールも返してくれないし……何かあったの?」


公香……。心配して来てくれたんだ。

「うぅ……。えっとね」

私は公香に全てを打ち明けた。

「そっか。真由、頑張ったんだね。」

「………聖夜君から連絡もないんだよ。きっと、嫌われちゃったんだ。」

「そんな事ないよッッ!!まだ分かんないじゃん!もう一度、ちゃんと話してみて?何かの誤解かも知れないし。」

「………うん……分かったよ。」

そうだよね。
私…逃げてばっかだ。
聖夜君とまともに向き合ったこと、ないや。
よし!!もう一度、話そう。





次の日の夕方。
私は学校が終わってから、
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