恋の家庭教師

「んー…どーすっかなぁ…」

さっきから独り言?!ばっかりで
全然理解できないんだけど…!!!

「とりあえずついてこい。」

強引に私の腕をひいた。

「え?ちょっ…と…えっ!?あのー…なに?どこ!?」

どこ行くつもり!?

私が噛み噛みで問いかけ続けてると、蓮くんは、私の腕から手を離した。


「えっ!?なんで離すの?…どういうことなのか教え……ーー」


私の腕をつかんでいた蓮くんの手は、私の指先へ走り、私たちの手は繋がれた


そして
蓮くんは
私を見下ろした。


「今から俺んち行くぞ。」



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