恋の家庭教師

とりま今は蓮くん起こさないとっ

「蓮くんっもう9時だから起きてー!!」
耳元でそう言う。

「…ん…」

突然寝そべった状態で抱きしめられる。


「えっちょっと!!」

「……学校なんか…サボっちゃえよ。」
甘い声で囁く…。

不覚にもドキドキしてしまった。


「…はぁ?!!」

「俺居場所なくなるし…おまえだって途中から行くの面倒だろ?だから今日くらいサボれよ。」

「でも…蓮くん大学行かなくていいの?!」

「…休校。」

「えぇえ?!」

< 76 / 255 >

この作品をシェア

pagetop